超合金 コンバトラーVです。浪花十三操るバトルクラッシャーの左肩関節軸折れの修復です。
なかなかの難治案件でした。 軸と関節の接地面積が極小なので、単純な接着では、強度が取れません。 しかも関節の可動のためと以下画像からも分かるようにバトルクラッシャーの羽がスライドしてはめ込めるように、関節の軸間にはスリットがあります。 このスリットを残しつつの修復が要件となります。まず、0.28mmのステンレスワイヤーを軸と関節に通しエポキシで固めることで強度を確保し、マスキングしながらで接着剤を盛ることでスリットの間隔も確保しました。 固着後テスト可動させ、ある程度の強度は、確保できましたので、これにて修復完了としました。 ※0.5mmのドリルで穴を開けましたが、穴あけの途中で休憩をしていた間にプラスチックとドリル歯は固着し折れてしまいました。穴あけの最中は、摩擦熱でプラスチックが溶けていたようで、そのため固着しました。休憩と取る際は、都度ドリル歯を抜くようにします。 |
【ご依頼者様のお声】
今回は息子が大事にしている玩具の関節部分が壊れてしまい、私なりに接着剤で直そうとしたのですが、どうしても直らず困っていたところ、瀧下様のホームページに辿り着きました。近所で直してもらえる場所も無いので、郵送での対応をしていただき、大変有難かったです。 とても親身になっていただき、誠実な対応で、素晴らしい出来上がりで無事に直していただきました。 息子もとても喜んでおります。これからは更に大事に、遊ぶ際も優しく扱うことが出来ると思います。 瀧下様は大変信頼できるおもちゃドクターです。本当にありがとうございました。 |