犬のぬいぐるみ 複雑骨折 修理

犬のぬいぐるみ

後ろ足の骨折ということでご依頼がありました。ですが、調べてみると、損傷が激しく修理の策を練らねばなりません。

破損パーツ
  • 後ろ足の骨折
  • 尻尾の根の複雑骨折
  • 下腹部電池ボックスつめの折れ
  • 腰周りの割れ箇所多数
  • 股関節シャフトの曲がり

さて、骨折に関しては、定石のワイヤー固定とエポキシでの固着でいきます。

尻尾の根の接骨は、破損パーツが細かいので、できる限りの骨接ぎで稼動するか五分五分といったところでしょうか。

電池ボックスのつめの折れもワイヤーで骨接ぎ接着。シャフトの曲がりを戻してとなります。

最後に、腰周りの複雑骨折は、動作に支障が起きそうな箇所をワイヤー固定してこちらも接着固定します。

尻尾の根
後ろ足骨折
シャフト曲がり
腰周り(右)
腰周り(左)

全ての骨接ぎ箇所の骨接ぎとエポキシでの固定を終え動作確認を行い、無事また歩けるようになりました。※久しぶりの難治案件を修理でき、個人的にも達成感がありました。


この度はお世話になりました。
昨日無事に届き、動くようになったおもちゃを見て子供たち大喜びでした。
特に犬のおもちゃはすぐに縫製をし、電池をいれると末っ子がすごく嬉しそうにしていました。
ありがとうございます。
細かな進捗や動画があり安心して
預けることができました。

~ご依頼さま ご感想より~