手持ちリモコンで前進ができるぬいぐるみりとなります。リモコンの操縦部分がケーブルから取れてしまい、さらにそのリモコン部分も紛失してしまったとのことです。ご依頼は、そのリモコン操縦部分を製作して欲しいとのことでした。
元々のリモコン操作は、スイッチを押すと前進しもう一度押すと止まるという動作とのことでした。
ちょうど手持ちにダイソーのハンディファンがあり、電源スイッチがオルタネイト型のプッシュスイッチでしたので、流用するという計画です。
まずは、動作確認ということでちぎれたケーブルの先を少し剥き動作確認しましたら、ちょっと動いたら止まります。ギアかモーターが空回りしていそうです。
ぬいぐるみなので、縫い合わせのラインにあわせて切り開きます。
不具合の箇所が不明なので、最悪完全にバラバラになるまで開封することもありますが、運良くすぐ原因は判明しました。
中綿は、可動部分に入り込んでいたので、余分な綿を取り出し、再度入り込まないように中綿の位置が移動しないようにホットボンドで位置固定します。
難関の縫い合わせも何とか済ませました。この手のぬいぐるみは、生地と生地が内側で縫われているので、表面には縫い合わせが目立ちません。しかし、一度縫い合わせを開いてしまうと、裁縫は、表面からしかできないため、ど~しても縫い目が表立ち目立ちます。※何か良い方法はないものでしょうかね。
次にリモコンを製作します。ハンディファンからは、モーターとファンを取り外し、電源スイッチとちぎれたケーブルを接続します。
完成させて修理は完了です。