仮面ライダー ビルド ドライバーという仮面ライダーベルトの修理依頼がありました。
ただですが、この依頼というのは、あるおもちゃ病院のいい加減な診断で当医院に相談のあった案件です。
依頼者は、地域のおもちゃ病院に持ち込んだのですが、『基板の黒い部分に問題ありそうなので直せません』と言われたそうです。
またです。
修理したくなのか、ろくに診断もせず、このCOB素子のせいにして、何も知らない依頼者にさも分かったように修理不可能にしてしまうんですね。
当医院は、全国から多数の依頼を受けておりますが、その中の約1割弱でセカンドオピニオンを依頼されます。
おもちゃ病院の名前も伺っており、いい加減な診断をするおもちゃ病院は、東京都内のあるおもちゃ病院、千葉県のあるおもちゃ病院、神奈川県のあるおもちゃ病院、他全国のあるおもちゃ病院などなど。。。少なくない数のおもちゃ病院で起こっております。
今回は、とあるおもちゃ病院では、前述の通り、ろくな診断もせずに黄色矢印のCOB部品のせいにしていました。
であれば、
『当医院では故障原因不明でした。申し訳ないのですが、他のおもちゃ病院などで診断を受けてみてもらえないでしょうか。』
と伝えると誤って廃棄されずに済みます。
今回の診断の結果も、COBなんて無関係の単なるスイッチの接触不良が原因でした。
インターネットで調べてみると、簡単に修理事例も多数出てくる事例です。
なんて、酷い診断をするおもちゃ病院なのでしょう。
しかも、日本おもちゃ病院協会登録のおもちゃ病院です。
愚痴はこれぐらいにします。
さて、今回の不具合の症状は、黄色矢印のボトルというアタッチメントが付属しており、向かって右側の青いタンクボトルを挿入しても反応しないそうです。
左側の赤いラビットボトルの反応は問題ないそうです。
ただ、依頼者様がこの2つのアタッチメントを同封し忘れてしまいボトルを使った動作確認はできないので、検知スイッチのみ確認までとなります。
では、到着した状態での検知状況を確認します。
各ボトルを挿入する背面の溝に3つの検知スイッチがあります。
妖怪ウォッチや恐竜パソコンのメダル検知を同じメカニズムです。
左側の赤いボトルが入る側の反応は問題ないとのことなので、3つのスイッチのうち、単体でスイッチを押下した場合、両側のみの反応で正常という前提とします。
そうすると、右側の青いボトルが入る側の3つのスイッチですが、両側のスイッチが全く反応しません。
これがボトルを挿入しても反応しない原因と思われます。
次に分解してスイッチの導線断線を確認します。
背面のカバーをあけると該当のスイッチは抑えでネジ止めされています。
スイッチ基板の半田端子とメイン基板の半田端子間の導線8本で断線が無いか確認します。
全て問題ありません。
インターネットでもこの検知スイッチの接触不良が多く掲載がありますので、早速検知スイッチの接点をクリーナーで洗浄し接点復活剤でコキコキします。
約20回程のコキコキで接触が復活しました。
ほら、接点復活剤でスイッチの接触が、正常な側のスイッチと同じように両側の反応が復活しました。
COB素子の故障なんてないようですよ!
精神論になりますが、ほんとに手に負えそうにないとか、電子回路だからいやとかであれば、そもそもおもちゃドクターをおやめいただきスタッフなどの運営に協力してもいいのではないでしょうか。難しいのであれば、いい加減が診断をせずに、自分には診断できないと伝えるだけでいいのですが、何かそういいたくないプライドでもあるのでしょうか?
とりあえず、今回は無事修理はできました。
最後に、仮面ライダーって今も放映されているのかな!?とふと思ったら、歴代がすごいことになってません?
なに!ライダーマンって主人公ではないのね、、、
基本、年一でシリーズあ放映されていて、このビルドってのは、2017年だそうです。
おじさんには、全ておなじような顔の仮面ライダーに見えてしまいます。
ただ、年一でライダーベルトが発売されると、親御さんのお財布が大変ですね。
子供が仮面ライダーが大好きで沢山遊ぶのでバンダイも期限があり直せるところはないものか?と不安だったので本当に引き受けていただけて感謝しますm(_ _)m
ありがとうございました!
~依頼者のご感想より~