2023.5.26 加水分解したゴム除去
ネットミーディング用にPLANTRONICS製のマイクスピーカーを使っている。
音量調整やマイクオフが本体ボタンに実装されており、マイクとのハウリングもなくとても良好に使っている。
購入してから5年程経過すると、何か本体の表面にねばねばしてきた。
塗装されていたねちょねちょ成分が加水分解して表面に出てきている。
調べてみると、プロテイン塗装という、80年~90年代の欧州車によくみられた現象のようだ。
アルコールやシンナーで拭きとるレベルでは、ネバついたゴムが伸びるだけで解決しない。
ネットでは、消しゴムで擦ったりとかあるみたいですが、全然サッパリなんの効果もありません。
使うたびにネバネバを何とかしようと思いつつ先延ばしにしていた。
観念し根治することにした。
自分は、専用のリムーバーの存在を知らずに試行錯誤したが、リムーバーに市販されている。こちらの方がよく取れるらしい。
分解し本体表面のネバネバを物理的に綺麗に除去し黒で再塗装します。
分解する際は、ゴムの裏に隠しネジが2本あります。
この2本を外し、表面のボタンカバーをこじって外します。
本体アルミ製のカバーがコの字型に本体をサンドイッチしています。
本体カバーを上下に広げると、横にスライドして本体を外せます。
画像からも分かりますが、劣化したゴムのネバネバが半端ないです。
表面のネバネバした奴は、ちょうどすっぽり入る容器を用意して、燃料用のエタノールが浸かるようにします。
しばらく浸けて擦ってみると、簡単に剥がせるようになります。
ネバネバを除去すると、下地の黒塗装が現れますので、サンドペーパーで除去します。
かなり大変でした。
ある程度除去できたところで諦めました。
個人での使用なのでネバネバが取れればというところで妥協します。
完璧にするのならアルミカバーなので、工具などを使って塗装を剥がし、サンドペーパーを荒めから細目で研摩して表面を整えます。
メタルプライマーを吹き、エアブラシで塗装し仕上げにクリアでも拭けば完璧でしょう、けど、やりません。
小屋に残っていた、いつ購入したのかも分からない黒ラッカーのみ拭いて終わります。
粘性も高くなっており、ドロッとしていましたが、まぁ個人用なのでこれで良しとします。
おしまい