妖怪ウォッチ メダル検知スイッチ接触不良

お子様の誕生日プレゼントに新品未開封の商品を中古で購入したところ、メダルが全く認識しないということでした。

もう既に販売も終了しており、誕生日のプレゼントもまったく稼働しないという事態とのことです。

当医院の修理記事を見つけ依頼がありました。

早速診断しましょう。

過去記事の通り、この検知スイッチは時間を置くと接触不良が起きます。

新品未使用の弊害で長期間保管のため接点に参加膜か塗布されていたグリスなどの劣化が起きています。

ですが、このスイッチは、接点復活剤で劇的に復活することも知られております。

因みにですが、接触回復しない場合が、交換用のスイッチ部品を用意しておりますので交換をしてしまいます。

同封のメダルは、この緑色のメダルです。

調べてみると、妖怪ウォッチの本体にバージョンがあり使用できるメダルがそれぞれ異なるそうです。

今回の妖怪ウォッチ タイプ零式は、緑色のメダルでメダルの化粧シール右上に零と印刷されたメダルのみ使用可能です。

対応したメダルでない場合は、『このメダルは対応していません』のようなエラーメッセージがなりますが、そもそもメダル検知スイッチの接触不良でも同じようなエラーメッセージが流れます。

裏面には別アプリで使うQRコードとメダル検知スイッチをON/OFFする突起が各メダルで異なるように配列されています。

この突起をメダルの挿入先頭からスライドさせることで、時系列でON/OFFを繰り返しIDのようなパターンを形成し、本体側で認識検知します。

従いまして、挿入スピードが異常に早かったり、遅かったり斜めっていたりするとエラーになります。

メダルを検知するスイッチはこの黄色枠の4つのスイッチです。

この4つのスイッチをON/OFFするようにメダルの突起が裏に設置されています。

では、スイッチの接触を回復するために分解します。

電池ボックスの電極もきれいですね。

裏面の4つのネジで表面の透明カバーが外れます。

透明カバーを押し付けながらネジを外すと傷や割れてしまうので、十分注意してネジを外します。

スイッチが見えたら隙間から接点復活剤を吹いてあげて20,30回コキコキしてあげます。

すると、、、今まで全く認識しなかったメダルが、、、

メダル認識

無事認識するようになりましたね。

ですが、今回は商品同封の2枚のメダルのみでしたので、動作確認としては何か心配です。

というのも、このメダルというのは、多数種類がありその全てのパターンで認識できるようにならないといけません。

たまたま、この2枚のみ認識できただけだったとしらドクターとしては失格です。

そこで、昔甥っ子に同じ妖怪ウォッチをプレゼントしたことがあったので、持っているメダルを借りて追加動作確認しました。

しこたま持っていました。しかも何やら黒いメダルなどレアメダルもあったりしました。

動作確認

追加メダルでも全て問題なく認識しました。

途中エラーがありますが、再挿入で無事認識します。

余談ですが、このメダルの妖怪のネーミングは何とかならなかったのですかね、、、。

なんか、安易がネーミングが多いこと多いこと。

まぁ。いづれにしても無事接触回復できました。

お子様もこれで喜んでもらえるとうれしいです。


荷物が届くのを心待ちにしており、宅配便方が来たら、いつもは取りに来ないのに、玄関まで来て荷物を受け取っていました。荷物が届くなり、すぐに遊び、第一声は、治ってる!!!と嬉しそうな笑顔でした。

今では売っていないものだったので、壊れた状態のものを買ってしまい、子供にも期待させてしまっていたので、本当に可哀想な事をしてしまったなと思っていたので、宅配おもちゃ病院さまになおしていただけて、本当に感謝しております。

これから、たくさんたくさん遊ばせていただきます。

時間がかかるかなと思っていたのですが、お忙しい中すぐに対応していただき、本当にありがとうございました。

大事に使わせていたただきます。

~依頼者のご感想より~