当医院では、補修用の金属プレートを作成しましたので、CSM ディケイドライバーの破損の多いバックルの軸修理を常時受け付けいます。
今回もそんな軸破損の修理です。
こんな感じで本来は左右のハンドルを引くとそれぞれ片側のみで開閉できるのですが、軸の破損で片側のハンドルで開閉できません。
では、分解して内部を確認します。
やはりL側が破損しています。
一見、R側も無事にも見えますが、よくよく調べてみると軸の周りに細かいひびがありました。
依頼者と相談し、今後の破損も考え両方とも補強の金属プレートで補修してしまいます。
補強用の金属プレートは、2個セットで通信販売で販売もしております。
L/R側とも金属プレートがフィットするように溝を整形します。
ちょうど破損部が筐体の溝にフィットするように整形しフィッティングします。
逆側も同じように整形します。
強力接着剤で固定します。
固着を待ちセットします。
事前の金属プレートへの軸の垂直出しはできているのでフィットも問題ありません。
では、組み立てて開閉の動作確認をします。
問題ありませんね。
しかし、この開閉時のバキバキとう衝撃が先の破損の要因になっているようです。
閉じた状態。
開いた状態。
一時期、開閉時のバキバキと衝撃音がしているハンドル止めピンを調整して衝撃を和らげようと思ったのですが、そうすると開いた状態が緩くなるという弊害がありました。
動作確認も行いましたが問題ございませんでした。
他の修理案件がある中、迅速にご対応いただきありがとうございました。
もし他のおもちゃの修理等があればぜひご活用させていただければと思います。
~依頼者のご感想より~