当医院では、たまごっちユニのシリコンボタン交換の依頼をお受けしておりますが、ご自身でシリコンボタンを交換したいという方もおられます。
以前は、シリコンボタンのみ単体でお譲りしてはいなかったのですが、ご要望がかなり多く、日に日に『何とか譲って貰えないか?』という要望が増えシリコンボタンを通信販売コーナーで販売することを決意しました。
ですが、通信販売コーナーでも注意喚起しておりますが、たまごっちユニのシリコンボタン交換は難しいです。
自分ならできるんじゃないか!?
アメーバブログの当医院からシリコンボタンを購入された方の紹介記事をみて、『簡単じゃん!』と考えを持たれた方も多いです。
何度も言いますが、簡単ではありません。
それなりの技術と工具が必要です。
ここまで注意喚起をしても強行される方が後を絶たず、
『手に負えません。何とかしてもらえないでしょうか?』
と悲痛なヘルプ要請があります。
それもたくさんです。ざっと書いてみます。
- 分解に失敗し液晶モジュールのFPCケーブルのコネクタを破損してしまった。
- 分解に失敗しスピーカーの導線をちぎってしまった。
- 本体のネジを潰して外せなくなった。←本記事の内容です。
- 分解に失敗し液晶が写らなくなった。
- 分解に失敗しBボタンが効かなくなった。
さて、本題です。
本記事は、そんなヘルプ要請のあった方で、適切なサイズ規格のプラスドライバーを持ってなかったらしく、本体のネジを潰して外せなくなったそうです。
事前に拝見した潰れ具合の画像がこちらです。

おおおー!
ダメダメ、ダメー!
潰れたネジじゃなくて、バッテリーの位置がズレているじゃん。
危険!
バッテリーパックの両面テープが剥がれて本体内部でゴロゴロしていたはずです。
リポバッテリーの外装破損の衝撃が内部にもおよび発火/爆発するかもだよ。
ネジ潰れのおかげで、当医院に依頼がありバッテリーパックの対処もできます。
では、早速診断しましょう。

鉄製のネジで、簡単に削れて潰れます。
ここを潰してしまうと、もう何もできなくなります。
既に交換用のシリコンボタンを複数個購入されておられたので、ヘルプ要請をお受けすることにしました。
当医院は、初代たまごっちなどの潰れたネジ外しもお受けしております。
この手の潰れたネジ外しは、大好物です。( ‘༥’ )
ネジ外しに挑戦してみるも、みるみるうちに削れます。
がんばります。ᕙ( ‘ω’)ᕗ

やっと出てきました。
これでシリコンボタンを交換できるようになりました。

4本あるネジのうち、2本で潰れています。
適切なサイズのドライバーを使っていなかったのかもしれません。
4本とも新品のネジに交換しておきます。

ななめってる。
そうバッテリーパックが。


バッテリーパックの両面テープの糊がはみ出ており、バッテリーパックの外装もUSBコネクタに衝突しています。
幸いショットキーバリアダイオードには触れておらず破損にまでは至っておりませんでした。
この衝突でバッテリーパック内に損傷がでた場合、次回充電時に膨らみ発熱します。
サーミスタの感知が早ければ充電は停止しますが、間に合わないと発火し電解液に印加し発火します。
症状が急激に移行すると爆発するかもしれません。
さてさて、本題です。
剥がれ粘着が弱くなっているバッテリーパックを強力両面テープで貼り直します。

USBコネクタに衝突した痕があるので、次回万一剥がれても衝突時の衝撃を緩和するようにクッション材を設置しておきます。
これで、やっとシリコンボタンの状態を確認できます。

A/Bボタンが逝っちゃってますね。

Cボタンは無事でした。

ほら。
かなり、稼いだんでしょうね。。。〇-〇
がっつり稼いでいろんなアイテムをゲットしたんだと思います。
だって、

いろいろあるよ!
ソファーやお洋服、アクセサリーなどなど。
そんな、あなたには、タイプAのシリコンボタンがオススメです。

タイプAの高耐久タイプのシリコンボタンに交換します。
これで、またがっつり稼げます。
おこずかい稼ぎ、いやいや、シリコンボタンの操作確認も問題ありません。

充電の切り替えも、念のため時間経過と発熱をしていないかと確認しました。
ボタンの押した感触もしっかりしてて良かったです。
自分でだと取り外すことすらできなかったし、ネジを壊してしまって(笑)プロに頼むのが一番ですね✨️
大事なたまごっちだったので本当にありがとうございました。
~依頼者のご感想より~