再生音量が、以前より小さくなったというご依頼です。
確かに何を言っているのは、分からない位小さいです。内蔵のスピーカーは、接着剤で筐体蓋に接着されております。こじって剥がすと、原因は、内蔵スピーカーのコーン(振動板)が、何らかの原因で一部めくり上がっており再生の不具合が出ていたためでした。画像を取り忘れ文面のみなります。
本体画像の通り、スピーカー上部の蓋には、穴が多数あいているので、小さいお子様がいらっしゃる場合は、なにか棒を差し込んでしまうかもしれませんね。
修理作業としては、めくりあがったコーンを押し戻す作業なのですが、一緒に音量を増幅する回路を解析しましたので共有します。
GPY0030BというアンプICが使用されております。本体では、再生音量を2段階で本体横のスライドスイッチで切り替えることができるのですが、そのメカニズムは、アンプに入力する信号を合成抵抗の切り替えによって増減しておりました。
スイッチのON/OFFで約1:3の比で音量を切り替えることができます。
今回の修理は、スピーカーの不具合でしたが、何らかの回路不具合も懸念し回路も一緒に調べてみました。以下の画像が合成抵抗の実装部分です。
と、アンプでEnable信号でハタと気づきました。アンパンマンのおしゃべりいっぱいことばずかんDXの解析のピンハイと同じでした。アンパンマンの方は、COBでしたので、型番までは分かりませんでしたが、同じ GPY0030B というチップが使われていたのですね。
この度は大変お世話になりました。
小学生の息子の英語の授業が本格的に始まり、久し振りにカードリーダーを引っ張り出したところ、音が出ず困っていました。
連絡をしたところ超特急で対応して下さりました。こちらの返信にとても丁寧にご返信下さり、動画まで撮影して送って下さりました。
購入した時と同じ様に音が出る様になって、親子共々感謝の気持ちでいっぱいです。早速朝から修理していただいたカードリーダーで遊んでいます。
次は壊してしまう事がないよう、大切に大切に使わせていただきます。ありがとうございました。
~ご依頼者様 ご感想より~