カードプレーヤーの修理は久しぶりになります。
メーカー不明ですが、チャオチャオという商品名の磁気テープの貼りついている紙のカードの音声を再生するカードプレーヤーです。

ソニー製と同じ赤い筐体です。
35年ほどの前に購入し、一旦電池切れかもということで放置保管していたそうです。
最近!?電池を交換して起動してみたものの動かないとのことでした。
では、診断しましょう。
届いてすぐ乾電池で起動テストしてみると、うんともすんともです。
そこで分解し同じように起動テストをすると、
なんとー!
動いちゃいました。
あれ!?
オカシイ。
再度、分解した蓋をとじて動作確認すると、またうんともすんともです。
オカシイ。
明らかに断線か何かです。
どこかで接触不良を起こしています。
一番有力なのは、乾電池の接触不良です。
液漏れかなにかで電極に腐食があったりすると、乾電池の位置でで導通したりしなかったりします。
ですが、基板端の電位に問題なく給電できています。
あれ、これ調べていると原因が分かりました。

カードを溝に差し込むとその差し込みを検知するスイッチの導線の片方の半田付けが取れていました。

依頼時に送っていただいた画像では接触していそうですが、これはただ触れているだけで、ブラブラ状態でした。
なので、分解したはずみなどで導通したりしなかったりという事態になっていたようです。

きれいに再半田し安定的に動作するようになりました。

アナログのプレイメイトと同じように再生終了した際にカードを送り戻す押しボタンがあります。
このボタンを押してカードを開始位置まで戻すことができるのですが、ゴム製のローラーが固化して滑っています。
表面を粗目のサンドペーパーで荒めてみましたが限界のようです。
依頼者様には、再度カード再生する場合は、カードを一旦抜き手で差し替えてもらうことで対応をお願いしました。
再生用のゴムローラーもそのうち劣化で固化し滑りはじめると思われます。
チャオチャオ用の補修部品もありませんので、この手の商品の補修限界かと思われます。
この度はありがとうございました。
動くようになって本当に嬉しいです。早速遊んでみています。
生き返らせていただいたプレーヤー、大事に使っていこうと思います。
本当にありがとうございます。
~依頼時のご感想より~