CP-1100の修理のご依頼がありました。
本体のスリットにカードを差し込むとスライドはするが、音が出ないとのことです。
CP-1100のあるある事例では、音が出ない原因はスピーカーのボイスコイル断線の故障が多いです。
ですが、市販されているスピーカーとは、サイズも規格も合わなく恐らくCP-1100専用品としているなので交換する場合は本体に取り付けできるように台座作成も必要となります。
では、早速診断をしましょう。
やはりボイスコイルの断線がるようですね。
マルチメータでは、O.Lのままですね。
このスピーカーの収まっている筐体部分のツメは専用設計です。
スポンジも何だったのかも分からないくらいになっていますね。
綺麗に除去し台座を作成して取り付けます。
とその前にスピーカー以外の不具合がないかを確認します。
スピーカーを外付けスピーカーに接続しカード再生テストします。
こちらもやはり経年劣化でゴム系部品が滑っていますね。
ゴム系部品も一式交換してしまいます。
ボリュームのガリノイズもないので、後は粛々と作業を進めます。
駆動系部品を一式外しアルコールで拭きとり洗浄します。
グリスも交換しておきます。
埃や汚れも綺麗に拭きとります。
磁気ヘッドのアジマスの確認や再生速度の確認も行います。
問題ありませんね。これにて修理完了です。
ピカピカになったカードプレーヤーを無事に受け取りました。
娘が使っていた35年前が蘇りました。
すでに 修理の途中の動画を送って頂いた時に 感激して娘と何度も繰り返して見ました。
次の世代にも使えますし 大切にしたいと思います。
~依頼者様のご感想より~