ソニー カードリピーター CP-55 コンデンサ交換
以前にソニー リピートカードプレーヤー CP-33の修理依頼をされた同じ方から、今回は、CP-55の修理依頼がありました。
症状とは、カードプレーヤーで多いカード引き込みやスライドの不良と再生音が非常に小さいとのことです。CP-55で、特に不具合症状の多い再生音が小さい時は、プリアンプのACカップリングコンデンサの容量抜けが原因であることがほとんどです。※コンデンサは、経年劣化します。詳細は、こちらが参考になります。
さて、今回の記事は、ゴム系の部品交換はもちろん行いましたが、コンデンサの交換についてご紹介します。
家電を修理されたご経験があれば、アルミ電解コンデンサに経年による電解液の漏れや解放弁の膨れ上がりを目にしたことがあるかもしれません。
特にオーディオ機器では、AC結合のため電解コンデンサが挿入されていますが、上記の原因により容量が変化してしまうと音声に影響が直結します。残った浮遊結合による微かに聞こえるぐらいになるため、症状として再生音が小さいことになります。
CP-55では、目視レベルは、問題なさそうですが、取り外して容量をチェックしてみると、結構抜けているケースがあります。交換をおこない無事再生音も復活しました。
極めて調子良く動くことも確認致しました。本当にありがとうございます。
~ご依頼者様のご感想より~