ソニートーキングカードプレーヤー CP-1100 磁気ヘッド アライメント調整

CP-1100

ソニートーキングカードプレーヤー CP-1100 磁気ヘッド アライメント調整

当医院では、お馴染みのCP-1100ですが、劣化ゴム部品の交換いついては、今回は触れません。原因は不なままですが、修理の過程で発見された磁気ヘッドモジュールのズレについて掲載します。

修理作業の過程で磁気ヘッドのズレを発見しました。このズレがあると再生音量と音質に問題がでます。つい先日も同じ磁気ヘッドモジュールの歪みついてアライメント調整をした件につづきました。

修理品の磁気ヘッドモジュール
微妙に水平がズレてる

磁気ヘッドの水平がゴムローラーの水平に対してやや傾いていますね。ピンチローラーのアームは、目視でもわかるほど曲がっております。磁気ヘッドについては、目視レベルでは、微妙だったのですが、再生音を確認すると特に高音域にこもりが出ており、音量の低くなります。下記、調整前後で機器比べてみてください。

調整ネジ

元々は、製造段階で調整しネジ止めで固定をされておりますが、数十年の年月が経過していることもあり黄色丸のネジがずれております。なぜか、緩んだのではなく締まっておりました。

ネジ止め

私は、この手のプロではないので、できる範囲で調整します。ヘッドをゴムローラーが共に水平になるようにネジを調整し、再生音を耳で確認しながら調整します。

無事再生音として良好なところでネジ止めをさして修理完了です。