たまごっちユニ ボタン破損修理

Aボタンが、押し込んだまま戻らないとのことです。

Aボタンが、落ち込んだままですね。

目視でも一目瞭然ですね。

Aボタンが沈んだままです。

Aボタンは完全に破損しております。

Bボタンも裂けはじめています。

Cボタンにも白い筋が出始めています。

ボタンは新品のシリコンボタンに交換をしてしまいます。

さてさて、他のたまごっちユニの持病の有無確認します。

バッテリーパックの両面テープは剥がれておらず、過去に剥がれたような形跡もありません。

今後のバッテリーパックの外装破損を防止するためクッション材をUSBコネクタとの間に挿入し貼り付けておきます。

では、動作確認しましょう。

動作確認

問題ありませんね。

そうそう、充電を行い完了させてから返送します。

充電完了!


他の方の情報で、バンダイは修理は行なっておらず有償交換しかやっていないとのことで、データ移行はできないのでデータが全てなくなってしまうと絶望していました。

そんな時、宅配おもちゃ病院さんを見つけ個人でやられているので最初は少し不安があったのですが、HPをよく見ると瀧下様の経歴やたまごっちユニ修理実績がたくさん載っていたので、お願いすることにしました。

返信も早く丁寧で、修理方法も写真付きでわかりやすかったです。

こちらからたまごっちユニを送って手元に戻ってくるまで、2.3週間くらいかかるかなと思っていたのですが、約1週間くらいで戻ってきて迅速な対応ありがとうございました。

個人でやられているのに値段も良心的で、とても助かりました。

何よりも、データがなくならず修理していただけたことが本当に嬉しかったです

また修理が必要になった時はお願いしたいと思います。

この度は、本当にありがとうございました。

~依頼者のご感想より~

たまごっちユニ 充電不可修理

たまごっちユニが突然充電できなくなったそうです。

リセットなどしても改善せずということで依頼がありました。

ボタン押下などの不具合はないとのことです。

無事充電完了できるまで修理できました。

では、診断を開始しましょう。

ボタンの沈み込みなどなさそうですね。

たまごっちユニ 破損ボタン交換と充電不可修理

Bボタンが凹んだまま戻らないということで修理の依頼がありました。

Bボタンが、押し込まれたままになっています。

そのまま置いておくとちょっとした振動でもBボタンが反応してしまいます。

従って、電源OFFにしても、またすぐBボタン長押しになってしまい起動してしまいます。

手早く開封してBボタンの接触を開放しないといけません。

Bボタンが完全に凹んでいます。

Bボタンは、傘の付け根が完全に裂けています。

ボタンが戻らない原因はこれですね。

また、Aボタンも怪しいです。

白い筋が出始めていますね。

たまごっちユニでは、AボタンとBボタンで圧倒的にボタンの破損が多いです。

この白い筋が出始めているボタンも裂けるのは時間問題でしょう。

ということで、シリコンボタンは新品に交換します。

さて、たまごっちユニでは、ボタンの故障と同じくらい持病ともいうべきバッテリーパック剥がれがあります。

バッテリーパックを基板に貼り付けている両面テープが剥がれています。

しかも、バッテリーパックが本体の中でブラブラしているので、USBコネクタに衝突しバッテリーパックの外装の底面が凹んでいます。

裂けるまでには至っていませんが、たいへん危険です。

当医院では、まず再度強力両面テープで貼り直しますが、今後万一剥がれたとしてもバッテリーパックの底面が損傷しないようにクッション材をコネクタとの間に挿入して貼り付けておきます。

因みにですが、バッテリーパックの剥がれによってBボタンが効かなくという、重症の症例もあります。

さてさて、元に戻しボタンの効きを確認します。

動作確認

問題ありませんね。

データも残ったままボタン修理できました。


本日、たまごっちユニを受け取りました。

子どもたちは大喜びで、早速たまごっちのお世話をしています。

対応が早く、修理をお願いして本当によかったです。

~依頼者のご感想より~

後日談

よしよしとたまごっちユニを返送をしてルンルンしていたら、今度は充電ができなくなったという連絡をいただきました。

おー!、何か起きたのでしょうか!?

再診察をします。

てんしっちのたまごっち 潰れたネジ外しと腐食電極修理

数年ぶりに電源入れて遊んでいたら、画面も消えてしまい、そのため電池を交換しようとしても電池蓋のネジが潰れてしまいドライバーで外せないということで依頼がありました。

ネジの溝はまだまだ残っております。この程度であきらめて当医院に依頼をしていただけると、ネジ外しの成功率が格段にあっぷします。

時々、市販のネジ外しのドライバーなどでトコトンまでグリグリしてしまい、完全に火山の火口のお椀のようにしてしまってから相談される方が居られます。

今回の依頼者様は賢明な判断です。

溝は削れていますが、この程度なら私のスキルと経験できれいに外せます。

ᕙ( ‘ω’)ᕗ

ほら、瞬殺です。

きれいに外せました。

が!

やはりというかボタン電池からの液漏れで電極に腐食が広がっています。

電源が落ちてしまう原因は、この電極の腐食で導通不良が起きたせいでしょう。

特に負極側の突起部分周辺が黒変しています。

分解し電極をルーターのブラシで研磨します。

きれいに研磨できました。

腐食でニッケルメッキが剥がれています。

導通を回復させるために研磨して腐食したメッキを剥がします。

本来できるのであれば、完全に研磨して母体を露出させ再度ニッケルでメッキできればいいのですが、、、設備投資が必要でおもちゃ病院のレベルでは先立つものを用意しないとです。

短時間ですが、突然電源が落ちることもなく、またボタンの感度も問題ありませんね。

動作確認

以上で、修理完了です。


修理ありがとうございました。

昨日届き、起動させてさっそく遊んでおります。今のところ動作もきちんとしており、修理前のような症状はありません。

修理もそうですが、受付~完了までのやりとりも、とても親切で安心して依頼をすることができました。

修理をお願いして、本当によかったです。

また、おもちゃでなにかあった際はお願いしたいです。

ありがとうございました。

~依頼者のご感想より~

ケーたま赤いオールれっど ボタン接点修理

たまごっち前面の押しボタンの感度が悪くかなり強く押し込まないと効かないとのことです。

また、電池蓋のネジも潰れかけているので交換をご希望でした。

本商品は、

『たまごっちプラス赤いシリーズ(通称赤たま)というシリーズでございまして、赤くなったたまごっちが加わり、画面が赤くなったよ!っていうのを売りにして発売されたシリーズ。』

とのことです。

すべて赤いです。

液晶画面も赤いそうです。

おおお!

これを赤い画面というのですね。

以前、液晶の偏光フィルムの紫外線焼けと勘違いしたことがあるのですが、恐らく偏光フィルムに加えて赤いフィルムも追加しているのですね。

でも、しかし見づらいです。

まぁ、赤いシリーズなので仕方ないのでしょう。

電池蓋の溝も潰れていますので、なべネジに交換します。

さて、ボタンの効き感度を確認しましたが、かなり強く押さないと効きませんし、完全に無反応という時もあります。

シリコンボタン側の導電塗料の劣化や、その剥がれた粕が基板側の電極パターンに粘りつくと導通不良を起こします。

では、開封して確認しましょう。

特にAボタンで剥がれた導電塗料が、粘りついています。

アルコールで拭き取りきれいにします。

次にシリコンボタン側の導電塗料を確認します。

まぁ、この塗料の良否は目視では確認できないので、表面のみをサンドペーパーで研磨します。

さて、どうでしょうかね。

感度良好になりました。

これにて修理完了です。


しっかり反応するようになっていて感動しました。

また、遊ぶことができます。

ありがとうございました。

~依頼者のご感想より~

たまごっちユニ 凹んだボタン修理

Bボタンが凹んだまま戻らないとのことです。

Bボタンが完全に破損していそうです。

Bボタンは完全に傘部分が裂けて取れています。

これでは凹んだまま戻らないですね。

さらにAボタンも裂けています。

Cボタンも傘部分に白い筋が出始めています。

裂けてしまうのは、時間の問題ですね。

前面のボタンについては、全て交換が必要です。

ボタンはサクッと新品のシリコンボタンに交換してしまいます。

さて、やはり気になる点がが他にありました。

Bボタンの制御用のチップダイオードが何かズレています。

おや!?

なんで?

Bボタンの押下には正常に反応するので、ダイオードの足と基板のランド間には半田で導通していそうなのですが、このままでは心配です。

バッテリーパックの両面テープが剥がれてチップ部品に衝突したような形跡はないので、不思議でもあります。

一旦、チップダイオードを取り外しきれいに再半田しておきます。

また、たまごっちユニの持病でもあるバッテリーパックの両面テープ剥がれでバッテリーパックの損傷を予防すべくクッション材をUSBコネクタとの間に挟んでおきます。

基板上のチップ部品に干渉しないように位置サイズ調整もしておきます。

動作確認

無事、良好に操作できるようになりましたね。

しかし、たまごっちのキャラクターっていろんなのがあるのね。


たまごっち、パソコンどちらも以前のように遊べるようになっていました。

たまごっちは先にバンダイに修理を依頼したのですが、修理は行っていないため新品との交換になりますと言われ、それまでのデータがなくなってしまうのは可哀想だからとボタンが壊れたまま使わせていたのでデータもそのままで修理していただきすごく嬉しいです。

すみっコぐらしのパソコンはたまごっちの修理を依頼しようと決めてから他の修理例にほぼ同じ症状のものがあるのに気付き修理を依頼しました。

こちらも以前と同じように遊べるようになり娘たちが大喜びしていました。

画面のまわりのシールがしわしわになるかもしれないとのことでしたが全然わからないぐらいきれいなままでした。

どちらも到着してすぐ見積りしてくださり一週間もかからず手元に戻ってきて仕事の早さに驚きました。

迅速で丁寧な修理ありがとうございました。

また何かありましたらお願いします。

~依頼者のご感想より~

たまごっちユニ シリコンボタン交換とバッテリー保護クッション材挿入

たまごっちユニの凹んだままになったボタンの修理依頼がありました。

シリコンボタンは、サクッと新品のボタンに交換してしまいます。

では、診断をしましょう。

おやおや、バッテリーパックの両面テープが剥がれて、バッテリーパックが本体内部で動いたようです。

バッテリーパックの位置が本来の位置から右下に動いています。

これは、ダメですね。

最悪、バッテリーパックの外装に衝突の衝撃で破損でもすると、充電時に膨らみ過熱し発火の危険性もあります。

で、ボタンの状態はというと、

Aボタンが完全に凹んだままになっていますね。

この状態で起動すると、Aボタンが押下されたままなので、メニューが永遠推移します。

では、開封して状態を確認します。

やっぱり、USBのコネクタにぶつかってバッテリーパックの底面が凹んでいます。

外装が避けるなどはありませんが、これは危険です。

Bボタン制御のチップダイオードが剥がれるなどはありませんが、バッテリーパックの貼り直しと絶縁性のクッション材を挟んでおきます。

このバッテリーパックが本体内部で自由に動いてしまうと、チップ部品にも衝突して部品が基板からもげてしまいます。

カパカパ状態でした。

他の修理案件ですが、バッテリーの端子導線やサーミスタ線が断線したりします。

USBコネクタとの間にクッション材を挟んでおきます。

さて、肝心のシリコンボタンですが。Aボタンは完全に埋没しており、Bボタンのシリコンボタンの傘の付け根で裂けておりました。

破損したボタンは、新品のシリコンボタンに交換します。

交換したボタンは、純正のボタンではないのですが、元のように遊べるようになります。

保存データもそのままで、無事修理できました。

以上で修理完了です。

動作確認

この度は大変お世話になりました。子どもたちも喜んでおり、たまごっちライフを楽しんでおります。

また何かの際は相談させてください。ありがとうございました。

~依頼者のご感想より~

メスっち 潰れたネジ外し

メスっちの潰れたネジ外しの依頼がありました。

オスっちもそうですが、潰れたネジが外せない代表格です。

無理にネジを回そうとすると、ネジが折れてしまいます。

過去にも同様の依頼があるので、依頼者の方には、ネジが折れた際の補修についても事前に相談をしながら受け付けをさせていただきました。

左側のネジは、依頼者で無事外せたようで、問題は向かって右側のネジです。

かなりグリグリしちゃってますので、陥没した火口状態です。

ドライバーでは、何か抵抗になるような感触すらありません。

つるっつるです。

従いまして、このまま回して外すという手段ではネジを外せませんので、ネジの頭部分を削り取ります。

養生しピンバイスのドリルでゆっくりと少しづつ削っていきます。

ちょうど頭部分が削れたところで蓋をあけます。

といっても、ネジの軸が残っているので、簡単には開きません。

ボタン電池からの液漏れの影響もなく、無事本体の起動もできました。

さて、こいつです。

残った残骸が、このまま抜けないことがほとんどです。

ネジが無事だった時に回しても外れなかったのだから、この軸も強固に固着していると思われます。

つまんで回しても今度は、この残った軸も折れるという具合になります。

では、ダメ元でつまんで回してみます。

あれ!

ナンカデテキタヨ。⸜(´・∀・)_∠※

なんと、今回は無事ネジは外せそうです。

なんと!

きれいに軸が外せました!

新品のネジに交換しておきます。

動作確認

起動やリセット動作、ボタンの反応感度も問題ありませんでした。

これにて修理完了です。


たまごっちピース メモリIC端子 基板腐食 修理不可

5年程乾電池を入れたまま保管されており、数日前に乾電池を抜き入れ替えて起動確認をしたが起動しないという症状で修理の依頼がありました。

電池ボックスの電極の腐食などはないということです。

きれいですね。

電極もピッカピッカです。

ですが、5年間乾電池を入れままでここまで綺麗なのは逆に変です。

本来正常な乾電池であれば、乾電池内の膨張した気圧を開放するため弁が開き、電解液がもれたり内気のガスを抜くのですが、、、。

では、本体内部を確認します。

とここで嫌な予感です。

開かないのです。

ネジを外しても何か、本体内部で何かくっついていて簡単に開かないのです。

そうです、以前、同じたまごっちピースで基板のメモリICの足が取れていたという事案がありました。

電池ボックスの裏面に塗布された接着剤がメモリICにくっついているようです。

慎重に隙間から除きこみながらこじります。

ここで強く開くと、メモリICの端子が基板から剥がれ終わりの世界になります。

やっぱり!

圧電素子の導線を固定するための接着剤がちょうど向かい合う場所に位置していたメモリのパッケージに付着していました。

ただ、メモリICを剥がさずに開封はできましたが、、、

できましたが、、、

できましたが、、、メモリの端子が、、、

やばいよね。

なんじゃこりゃってレベルだよね。

メモリICの端子は全滅で基板の配線もやられています。

また、周辺回路のチップ部品も、、、

青い粉が出ていますので、保管時に挿入されていたのは、アルカリ乾電池だったようですね。

乾電池から抜けた水酸化カリウムを含むガスがたまごっちピースの本体内に充満し基板上のあちこちの部品の端子を腐食しまくっています。

この絶縁シート剥がしたのですが、ボロボロのチップ部品も根こそぎ剥がれました。

先のメモリICや周辺回路の腐食では修理不可能ですね。

裏側の液晶やCOB内のメインICは無事なのかもしれませんが、裏面の回路が全滅となると、もうそうしようもないということで、残念ですが今回は修理不可能という判断になります。


たまごっちみーつ サンリオ キャラクターズ Ver 液漏れ電極交換

譲り受けたたまごっちということですが、電池ボックスの電極状態などが把握できておらず、稼働中に突然電源が落ちてしまうという不具合が多発していたそうです。

目視でも電池ボックスの電極の腐食があることは分かっておられたので電極の交換をご希望とのことです。

腐食した電極の上に液漏れした粉が積もっていますね。

この状態で、よく通電していたという感じです。

負極側も粉々しています。

今回のようなケースと似たような中古で購入されるような場合は、通電起動のみでなく液漏れや水没の有無を確認したうえで購入した方がいいです。

因みに、単四用の交換用の電極に交換しますが、交換用の電極がない場合は研磨で一時的に凌げますが、恐らくひと月もすればまた導通不良が出るかもしれませんね。

さらにですが、ほぼ100%導線も腐食で使いものにならないので交換します。

ほら!

真っ黒。


よく分かっていないおもちゃドクターの中に、この芯線が真っ黒に腐食した導線を半田付けしようと何度も小手先をあてておらる方がおられます。

腐食した芯線には半田は付きません!

しまいには、小手先をあて続け電池ボックスを溶かしてしまい困っていたところをヘルプしたことがあります。

多分、半田付けとは何ぞや!?という点を理解していないのでしょうね。


少し脱線しましたね。

もちろんですが、本体内部の半田付け部分にも腐食が広がっています。

では、電池ボックスの電極を交換し導線も交換します。

念のため本体の起動に問題がないか確認します。

正極と負極の導線を付け替えて外部電源で起動してみます。

たまごっちみーつは技適マーク付きの無線基板があるので、この基板には手を付けることはできません。

無事起動します。

ボタン操作も問題ありません。

液晶の描画も問題ないです。

では、電池ボックスを分解し電極を交換します。

たまごっちの電池ボックスは、正極と負極が並んでおり、渡り線の間に1Aのヒューズが仕込んであります。

負極側は、蓋がされており固定の軸が溶着されていますので削って外します。

手持ちの負極電極は、若干サイズが大きかったのでカットして収まりをよくします。

でないと蓋が閉まりません。

たいへんきれいにできました。

液漏れの粉も掃除して組み立てます。

新品の電極は気持ちいいですね。

起動動作確認

起動に問題はなくとも、当初の突然電源が落ちる原因は、電池ボックスの電極の腐食とは思いますが、連続稼働させ電源が落ちろことはないことは確認しておきます。

5分程、お世話をなどをしてみましたが、突然電源が落ちるようなことはありません。

また、液晶画面と筐体レンズの間にホコリが入っているとのことだったので綺麗に掃除もしておきます。

因みに、このホコリ掃除は、たまごっち修理の全てで実施しておりますが、一番気を遣うかもしれません。

カメラメンテナンス用のブラシとブロアーを使い、拡大鏡越しにホコリが残っていないか確認しながら作業します。

これにて修理完了となります。


ここまで丁寧かつ迅速にご対応いただき感謝しております。

届きましたら、お問い合わせ時から手元に戻るまで、瀧下先生に施していただいたことで嬉しかったことをぜひお伝えさせてください。

~依頼者のご確認より~