Victor S-777 修理に挑戦
2021年 1回目からのスタッフブログは、スピーカーの修理について連載しようと思います。
義理の兄が、所有していたビクターのスピーカー S-777です。
S-777は、こちらのリンクにあるように、1976年に受注生産として発売されていたスピーカーで、1台、119000円と当時としては、おそらく高額部類のスピーカーであったと想像されます。製造年から逆算すると、2021 – 1976 = 45年と自分の年齢に近く年月が経過しております。
譲り受けた際は、まだ高校生時分でしたが、譲り受けてからしばらく実家に眠らせており、満足に音出ししたのは、2年前という始末でして、あー、いい音が出ているなーと感動したものでした。
さて、本題です。
昨年の夏から、ウーハーにビビり音がしてきており、今冬では、中域から低音が出てはいるのですが、ビビり音で完全に壊れた音しか出なくなってしまいました。オーディオ関係は、完全に素人の自分ですが、ネットでいろいろ調べてみたのですが、どうもエッジかダンパーが歪んだか、磁石の腐食か何かで、ボイスコイルが振動の際にどこかに擦れているようです。実際、手でコーンを押し込んであげると、ガサガサと酷い音がします。
エッジもカッチコッチで目視すると、何やら円周の周囲のたわみが不均一です。
何か問題ありそうな感じではありますが、ネットでの修理記事など拝見はしますが、自分自身では経験もなく修理の意欲も起きませんでした。ただ、以前の聞いた音が良いだけに、可能ならまたあの音で聞きたいなーという要望はありました。
さてさて、粗大ごみで出そうかどうかを考えていたのですが、どうせ粗大ごみで出してしまうのなら、分解をしてみて、さっきのガサガサという音の原因を突き止めてみようかと思います。
もしエッジ交換やダンパー交換もできるのなら、初挑戦ですが、資材を調達してやってみようかとも思いますが、如何せんド素人ですので、途中で断念するかもしれません。
分解して再度組み立てる前提の場合、剥がした部品をそのままくっつける方も居られるみたいです。少なくとも今回は、エッジのたわみに偏りが出ていて、しかもカッチコチになっているので、エッジと言われる箇所は少なくとも交換しないといけなさそうです。
まだ曖昧なのですが、分解し接着箇所と切り剥がす際の切り込みを入れる場所とか、再度接着する場合の接着剤とかいろいろ分からないことが多いです。
また、このS-777は、ツィーターが同軸の構造でして、ネットで見かけるスピーカーとは、少々構造が異なるので、分解に際し何か注意しないといけないなどもありそうです。
やはり玩具用のスピーカーとはわけが違いますね。
では、時間の合間を見て、進捗をちょこちょこスタッフブログにアップしていきたいと思います。