今回は当医院に相談のあったたまごっちのネジに関するトラブルいろいろです。
5段階の可能性評価(5:難易度高、1:難易度低)で評価します。
デビルっちのたまごっちの白です。
修理記事にもたびたび登場しますが、デビルっちのたまごっちはどの色タイプもネジがほんと脆いです。
それほど強く回していなくても、ぽきっとすぐ折れてしまいます。
黄色枠の電池ボックスの蓋のネジ2本が折れてしまい、本体後ろのカバー内部に残骸が残っています。
この残骸はもうどうすることもできませんので、物理的にほじくって取り除くしかありません。評価段階5の難易度最高となります。
こちらのスタッフブログ記事でネジの残骸の除去とネジ穴の再建を行いました。
記事でも注意書きしておりますが、ネジ穴の溝を再建してもプラリペアでの溝は脆いので元々のネジ締め強度は残念ながらありません。
ネジを絞めるというよりは留めるというだけになります。
電池蓋のネジが折れても、本体の後ろ半分を白筐体の別のたまごっちからの移殖という手もありますが、そのためには本体を分解しなければならない。
このたまごっちは、本体のネジも潰してしまったので、とても厄介です。
右下の青丸のネジは、市販のネジ開封ドライバーを使ったような形跡ですが、これもこちらのスタッフブログで紹介しているとおり、ただ回すだけでは柔らかい鉄製のネジなんぞは簡単に削れてしまいます。これは、評価段階4となります。
当医院に相談にある時には、ほぼ手遅れな状態がほとんどです。
いづれのネジ外しは有料で承っているのですが、開封の可能性と概算の費用をお伝えすると皆さん諦めてしまいます。
こちらの記事もネジの開封の相談でした。
こちらのレベルでは、過去に開封の経験もあり、これは、評価段階2となります。
ネジ外しの経験があるので技術を駆使して比較的成功率あります。
こちは、電池蓋のネジを前述のネジ外しドライバーでツルツルにしたケースです。
もう手遅れが状態ですね。これは、評価段階5となります。
ご覧の皆さんへですが、ネジ外しのドライバーで失敗した場合は、もうどうしようもないと思ってください。
皆さんが、最後のトドメをさしたのです。
ネジ外しのドライバーを使わずに、真っ先にご相談していただければ救いの余地もあったのですが、とても残念です。