最近、勤務医をしている地域のおもちゃ病院にて、TOMY製の『元気なピカチュウ』のヘルプ要請をいただきました。
本体内部を確認したいが、ソフビ筐体内部の本体が取り出せないとのこと。
このピカチュウは、着ぐるみのようにソフビの皮の中に動作をする本体が設置されております。
底辺の電池ボックスから開封を試みると、両手と頭部の角が障害になり本体が底辺から抜けないことが、直ぐわかります。
ヘルプ要請を頂いた先生からも、分解にはソフビの皮を割く必要があるかもと相談を受けておりました。
自分も最初は、悩みましたが、おもちゃの製造段階を考えると、ソフビの皮に後から本体を挿入する以外に製造方法はないと決断しました。
では、両手と角は、本体挿入後に装着したはずなので、外して本体を抜くことができると確信していました。
注意深く内部を観察し、隙間に指を入れそれらしい差込口を発見できましたので、後は運に任せて、力ずくでずらすとツメが外れてくれました。こういった、運に任せるのも必要なんだと思います。
取り外しにお困りのドクターの皆様への共有となります。