当医院では、おなじみのマミートーク社のトークボックスです。というか、トークボックスというのは、輸入元の名前で日本名は、やはりマミートークのようですね。うーんややこしいので、今後は、マミートークに統一します。
ご依頼の内容は、以前ご使用になられたいた時は、正常に充電もでき起動もでき、ちゃんと起動音とセリフも聞こえていたのだが、カードの読み取りができないとのことです。
これは、いつものイメージセンサーモジュールの半田剥がれでしょう。お子様が、カードに対して強くたたいてしまうと、その振動で根本の半田部分が剥がれしまいます。
さて、状況を確認します。まず、 最初の故障から数年そのまま保管されていたとのことで、 内蔵の充電池が完全に放電状態のようです。充電池のみでの起動はできませんでした。ACアダプターの充電器越しでは起動確認できましたが、カードの読み取りは、ウンスンです。早速分解します。
おや、いつもと違いますね。やはり、故障原因の多い半田剥がれに対応すべくグルーガンでホットボンドを剥がしこんで固定しているようです。では、その固着したボンドは剥がしてみます。
予想通りですが、完全に両側の半田が取れてしまっています。ホットボンドでの固定も機能しなかったのでしょう。
次に多い症状である子基板のコネクタ抜けもホットボンドで固定されています。この点は、機能しているようで子基板のコネクタは取れていませんでした。
無事半田付けも終了し動作確認もACアダプターにてできました。次に充電池ですが、リチウムイオン充電池は、取り扱いに注意が必要であるので交換はしませんが、製造メーカー様の倒産などの事情を考慮し同型のLipoを調達し交換しました。ご依頼者様には、取り扱いに関する注意事項のお約束と誓約書のご提出を条件としております。
充電確認もでき修理完了です。