マミートーク 充電池交換
マミートークの起動不良ということで修理のご依頼を受けました。
過去の診察から、電源を入れてもうんともすんともしない場合は、充電池が過放電のため起電力がないことが多く、LEDが点灯/点滅する場合でカードへのタッチで反応がない場合は、内部でスタックしている子基板の抜けもしくは画像認識モジュールが入っている先の抜けが多いです。
では、早速調べてみます。
抜けはなさそうですね。しかも、先端の形状が改良されており、タッチの際の振動がモジュールに直に伝わらないように少し内側に位置が移動しています。
次に電源回りを調べてみると、直ぐに原因が判明しました。よくある、充電池の過放電による電圧低下です。
長期間使用しないと、電圧が低下し保護回路も機能しないレベルになると、もうどうすることできません。充電も放電も不可能です。もうこうなると充電池の交換しか方策がないため、おもちゃ病院としては、安全性の観点から修理不可能としております。ですが、他の記事にも掲載している通り、マミートーク社が、永久保証を前提に購入されているご依頼者も居られ、修理の窓口も倒産のため無くなっているいる現状を鑑み、使用に際する誓約書の個別契約取り交わしを前提に交換を提供してきました。※自己責任で使用するというです。
使用されている充電池が市場に流通しなくなり、海外から調達も送料が高額になってしまい、当医院の在庫にて充電池の交換作業のご提供は、終了としたいと思います。
当医院の掲載記事を基にご自身で交換を試みる方からご相談を受けたりしますが、絶対に行わないでください。火災や爆発の原因になりかねません。また、当医院も如何なる損害賠償の責任も負いません。
充電の動作確認と本体の起動およびカード認識の動作確認を行い修理完了です。
この度はご丁寧な対応と修理をありがとうございました。 半ば処分しようかと諦めていたので、また使えるようになって本当に良かったです。
~ご依頼者様のご感想より~