アンパンマン おしゃべりものしり図鑑 タッチペン 電源スイッチ交換
おしゃべりものしり図鑑のタッチペンの2件目です。
こちらのご依頼は、もう完全に電源が入らなくなってしまったとのことです。到着後に、起動確認しても、完全にうんともすんともで、試しにスイッチの接点に復活剤をスプレーしてみても、全く効果がありませんでした。
スイッチの故障かどうかは、分解し電源とスピーカーを自前の別のパーツにつないでみて、まず電源入れます。起動しない状態で端子を短絡させてみます。
画像のようにして、接触不良であろう電極間を短絡させ起動できるようであれば、電源スイッチの接触不良となります。というか、このものしり図鑑のタッチペンの電源スイッチは、この故障がほとんどですよね。
今回もスイッチの接触不良であろう電極間を短絡したところ、無事起動するようになりました。
電源スイッチの取り外しは、もたもたできません。先の記事にもあるようにサクサク取り外さないと、熱で基板がやられてしまいますので、万力などで固定し引っこ抜きます。
サクサクとスイッチを交換してしまいます。
絵本の絵柄への反応も問題ありません。念のため、赤外線LEDの点滅もスマホのカメラ越しに見てみます。
組み立てて絵柄への反応を再確認し修理完了です。
最後に、今回の電源スライドスイッチの故障原因を考察してみました。記事は、こちらのスタッフブログです。
この度は、アンパンマンおしゃべりせいかつずかんのタッチペンを修理いただき、 ありがとうございました。
電源が入らないけれど、外観はまだ使えそうだったこと、 せっかくの図鑑3冊が、あまり読まれなくなったこと、残念に思っていました。
似たおもちゃへの買い替えも検討しましたが、 なにより誕生日プレゼントでもらって、子どもが気に入っていたので、 修理という選択ができたのはとても助かりました。
子どもにも、壊れたから捨てる、のではなく、修理できることもある (自分たちでできなくても、修理できる人がいる)、 と教えられたのもよかったと思います。 また、修理受付から返送までのご対応も、とても丁寧にしていただきました。
本当にありがとうございました。
~ご依頼様のご感想より~