東芝 ブルーレイディスク ハードディスクレコーダー D-BZ510 修理
玩具ではありませんが、以前スタッフブログに修理記事を掲載した際に、たいへんお困りの方からの修理依頼がありましたので、有料修理という前提で修理を承っております。
さて、東芝製ではありますが、船井電機様のOEM品でwait点滅故障のため、容量抜けの電解コンデンサーを交換します。
既にメーカー様の修理受け付けも終了しております。まずは、蓋を開け内部を確認します。
SATAのHDD 320GBとブルーレイディスクドライブと基板類と電源やチューナー類ですね。
因みに、容量アップもHDDのお代をご負担いただければ換装も承っております。ただし、録画番組の移動はできませんのであしからず。
けど、本体内部の埃が、、、こういう時は、エアダスター!※ドラえもんのような言い方で。
かなり重宝しています。自作PCの本体内部などの埃飛ばしにも大活躍です。
ほら、埃を吹きとばすとかなり綺麗になります。
電源基板に鎮座している三棟の電解コンデンサーを交換します。HDDを外して前面パネルも外します。前面パネルを外さないとB-CASスロットが電源基板に干渉して外れません。
まず、SATAのHDDドライブと台座を外したところです。次に前面のパネルを外しと電源基板が外せるようになりますが、ここで注意です
ブルーレイディスクドライブ用の電源ケーブルが、ブルーレイディスクのフラットケーブルに干渉しています。無理にこじるとケーブルが損傷するので慎重に外します。
心配であれば、ブルーレイディスク側のフラットケーブルも外してもいいです。
で、電源基板をメイン基板間もコネクタで接続されています。
コネクター抜きでサクッと外します。これ、かなり重宝しますよ。
最後に電源ファンにある黒いカバーを外してやっとですが、電源基板を外せます。
電源ファンのコネクターは、元に戻す際に忘れずにコネクターを戻してくださいね。
サクサクッと電解コンデンサーを交換します。
半田を溶かして外しますが、平滑用の電解コンデンサーの負極側がサーマル接続されておらず、電源基板のGNDとの熱容量が大きいです。溶かすだけなので、半田コテの温度は400℃にして溶かして抜きます。
ネットDIYの方でこの半田作業にチャレンジされた方のブログでは、なかなか溶けず強引にこじったら配線パターンが剥がれ修理不可能になったという事故を拝見しました。
ベタGNDの端子と溶かすには、それなりの経験が必要と思います。
サクッと抜いて交換します。電解コンデンサーの容量と位置、極性はメモや写メでも撮影して間違わないように注意してください。
交換する電解コンデンサーは、容量と耐圧はもちろんですが、温度範囲も気をつけてください。さて、元も戻し起動確認をします。
無事wait点滅も解消され起動成功しました。
ご依頼者様の大事な録画番組を救出できました。
REGZAレコーダー到着致しました。
ありがとうございます。 たいへん喜んで感謝しています。
とても信頼の出来るお取引きをして頂きまして 心から感謝しております。
ありがとうございました。 自宅に帰って、レコーダーを繋いで 保存している続きを見たいと思います。
とても楽しみです。
~依頼者様のご感想より~