はしご車の稼働軸修理

車が好きなお子様からはしご車の修理依頼を地域のおもちゃ病院で対応しました。

はしごの上下稼働軸が画像のように折れてしまったとのことです。

はしごの上下位置を勝手に動かないように上下稼働時には強めに動かさないといけない設計です。

はしごの支えのシリンダー部には、シリコンのゴムリングが仕込まれており、そのようなために稼働時に大きい力がかかり折れてしまったと思われます。

さて、このような修理では、接着なぞという方法はまた直ぐ折れてしまうのでダメです。

軸径がΦ=4mmなので、手持ちのM4ネジとナットで修理します。

折れた箇所に4mmのドリルで穴をあけネジを通します。

両方の穴にネジを通します。

ここで注意です。

ただ単にネジとナットで絞めただけでははしごの上下稼働運動の妨げになりますので、隙間をあけゆるゆるにしてダブルナットで絞めつけておきます。ダブルナットには嫌気系のネジロックを塗布して修理完了です。