今回の記事は、活字メインになります。
以前から、カラー液晶のたまごっちの液晶のチラつきを何とかできないかという相談がありました。
現状では、故障原因も分からずでもし分かったとしても、大方液晶モジュールの交換が必要になってしまうと思われます。
そもそも、カラー液晶たまごっちを分解した経験がなかったので、液晶自体がどのような構成で接続されているのかを下調べしておこうと思っておりました。
2年程前のことです。
そこで、ジャンク品を見つけ分解して調べておこうと思い運よく入手できました。
商品は、単四乾電池2本の電池ボックスがあり、液漏れで電極も電池ボックスからの導線も腐食でボロボロでした。
基板側にも液漏れの影響が波及しており、リセットボタンのパターンが液漏れの粉でモリモリでした。
しかも、発振回路のセラミック発振子とチップコンデンサー、チップ抵抗の半田部も腐食が広がっていたので、半田を溶かし直し、腐食の電極の導線も交換し、ここで動作確認します。
やったー!起動したよ!
あわよくば部品取りにでもできればと分解機として入手してから2年程放置。
重い腰をあげて修理をしてみたら無事起動しました。
液漏れの電極も綺麗に掃除研摩しました。
液晶のレンズも少々傷があったので、研摩剤でピカピカに磨きました。
元気に稼働しておりますね。
押しボタンの操作性も問題ありません。
このたまごっちiDですが、取扱説明書をみると、なんとお世話を怠ると荷物をまとめて出ていってしまうようです。
お嫁さんみたい、、、。
置き手紙って、『探さないでください』ってやつですかね。
もう、最近のたまごっちは何ともシュールです。