おなじみのてんしっちのたまごっちです。
今回は、潰れたネジ外しではなく電極が折れてしまったそうです。
何十年も放置していたということと、電極に液漏れの粉も付いているので、液漏れで電極が腐食されL字などで既に曲がっている弱っている箇所に影響しもろとも折れてしまったのかもしれません。
過去にも液漏れのたまごっちの同じ電極を交換したことが多々あったのですが、あいにく既に在庫の部品取りの機の電極は全て移植済みでした。
2か所であれば頑張って半田付けして補修できるか診断してみましょう。
では、分解して確認します。
あ”ー!
もう片っ方も折れている!
木端微塵でした。
うーん、どーしよう、、、。
この電極は0.3mmの電極で程よい弾力でボタン電池に接地します。
0.5mmの銅板があるので、電極を作成しましょう。
マスキングテープで別の電極の型取りします。
このマスキングテープを銅板に貼り金物はさみでカットします。
ここまでざっくり加工し電池ボックスにあてながらルーターで微調整し成形します。
厚さ0.5mmで丁度の溝でした。
テキトーにするとカバーが収まりません。基板の絶縁シートに直に接しますので接する面は研磨しておきます。
ここまで加工できました。
厚さが0.5mmもあるので、ボタン電池のサイズギリギリになります。
依頼者様には、ボタン電池の出し入れは、コツをつかんでもらいましょう。
最後に液漏れで突起部が腐食した電極もルーターのブラシで研磨しておきます。
バッチリ問題ありませんね。
押しボタンの感度も問題なしです。
久しぶりに復活したたまごっちで楽しんでもらえたらいいですね。
数十年ぶりにたまごっちを起動することができて感激しております。
子供の頃に叔父が買ってくれた思い出のたまごっちなので本当に嬉しいです。
ホームページも拝見しましたが、思ったより状態が悪かったようでしたがとても細かく丁寧な作業をしていただき感謝です。
迅速な対応とスムーズなやり取りも安心感があり、今度また何かあればお願いしたいと思いました。
この度は本当にありがとうございました。
~依頼者のご感想より~