ファービー 依頼案件紹介

ファービーの修理依頼があったのですが、見積り内容にて今回は修理を断念されることになりましたが、診断内容のみ紹介したいと思います。

1年程前までは、稼働していたとのこといですが、液漏れを起こして動かなくなったそうです。

当初、依頼者はこの液漏れ部分を懸念されておられたのですが、目視上液漏れによる汚れはありそうですが、致命的ではありませんでした。

診断をしてみると、電池ボックスではありましたが、電極が折れておりました。

この部分は、液漏れによる影響ではなく、単なる金属疲労で曲げの部分が折れて恐らく本体内部に転がっていそうです。

以前、同じ電極折れの修理をしたので、銅板で折れた電極を作成して半田でくっつけてしまえば大丈夫です。

電極折れのみであれば、外部電源から電源を給電して起動できます。

外部電源給電動作確認

起動しましたね。

ですが、声が出ていません。

これもファービー故障あるあるのスピーカー故障でしょう。

また、まぶたの開閉で軸が少し滑っているので、振動センサーと瞼の開閉軸のメンテナンス含め、修理内容のご提案をしたのですが、今回は修理を見送るとう判断をされました。