なにかのヒーロー物の武器なのかどうか分からないのですが、光線銃の修理がありました。
銃のトリガーを引くと効果音が鳴りと電飾が光るという代物です。
故障は、効果音は鳴るが光らないとのことです。
では、診断しましょう。
仕様は、至極単純でメロディーICの入ったCOBのある基板1枚です。
この基板で、効果音と電飾が制御されています。
まぁ、マイコンであればトリガーの割り込みでメロディーを順に再生するという仕様だと思いますが、マイコンを使わずとも効果音別の回路を数種用意してシーケンサで順に切り替えてもいいですね。
で!
電飾のムギ球が黒くなっています。
抵抗を測定してもO.Lなので切れたのでしょう。
まぁ、最近は何でもLEDの時代ですが、この電飾にはLEDは不向きです。
だって、指向の角度が狭いの電飾の効果がありません。
それに給電の電圧もありますしね。
ムギ球のいいところは、やんわりと温かい光なので好きです。
で!
回路も調べます。
トリガーが、Lowアクティブで起動のようです。
ムギ球の電圧も計測すると、ほぼ電源の乾電池のまま、2.9Vを指します。
ではでは、市販の乾電池2個用のムギ球に換装します。
2.5Vを表記してありますが、乾電池2個の3.0V OKです。
赤のケースの中央に配置します。
因みに、クリヤのムギ球に換装しますよ。
スピーカーも基板の固定されておらず、ぶらぶらだったので、ホットボンドで固体し再配線も含めメンテナンスします。
これで大丈夫でしょう。
返送後に依頼者様より効果音もクリヤになったとお喜びの声が届きました。
修理前より、音がクリアーになったと感じます。
点灯も問題ありません。
メンテナンスもしていただき、満足です。
ありがとうございました。
~依頼者のご感想より~